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執筆者の写真神戸市役所センター合唱団

2024年「阪神淡路大震災29年メモリアル大うたう会

2024年「阪神淡路大震災29年メモリアルと、核兵器禁止条約発効3周年記念と銘打ってw大うたう会とし、1月7日(日)神戸音楽センター会館で、12時からと15時からの2回公演で開催しました。

  まずは無念にもこの震災で命を絶たれた方、そして折しも、元旦に起こった能登半島地震で亡くなった方の冥福を祈って黙とうをささげた後、太鼓衆団輪田鼓の「友愛の鐘」の迫力ある和太鼓演奏に始まり、続いて「生命の詩」を演奏し、民舞風の輪による南中ソーランが元気よく踊られました。

 この日のために練習を重ねた市民団員による♪しあわせ運べるようにと、東日本大震災時の福島の中学生の思いを歌った「群青」を増田健一先生の指揮で2曲を歌い、そのあと、神戸市役所センター合唱団と「震災鎮魂組曲」をうたう市民団員による阪神淡路大震災鎮魂組曲「1995年1月

17日」から「激震」「私の息子」を指揮山本収先生、ピアノ松平舞以さんで演奏。松平先生にとっては初の震災組曲演奏。難しい曲を見事に弾いて下さいました。

 「神戸の壁」保存活動を続ける三原泰治代表の話しと「神戸の壁」保存活動から生まれた曲の演奏は、会場に併設された「震災継承「神戸の壁影絵展」と併せて、震災を風化させず、教訓を後世にどう伝えるかの大切さを教えてくれるコーナーともなりました。今回は勝尾さんのオカリナも交えて「リメンバー神戸の壁」「てんでんこ」「椰子の木」を歌っいましたが、昨年3月に南三陸町で、私たちが歌っているところが流され、地元の方が歌ったという事です。

 今回は、昨年ニューヨークで開催された核兵器禁止条約締結国会議に兵庫代表で参加された関西学院大学生4回生衣笠綾香さんの報告があり、そのなかで、「歌の力は大きい」と経験からの感想をのべられ、「しあわせ運べるように」と「群青」の合唱にも市民団員として参加されました。

 みんなでうたおうコーナーでは、1部の司会は真木・村川、2部は池本・家中のコンビで、伴奏陣ピアノ東浦・ギター田中・パーカッション家中に加え、2部はアコーディオンの望月さんが加わり、冬の歌「冬の星座」や「トロイカ」、東日本大震災後の東北訪問でリクエストの多かった「上を向いて歩こう」「見あげてごらん夜の星を」や「北国の春」を含め、非核神戸方式を歌った「波よひろがれ」「折り鶴」「戦争を知らない子供たち」などと続き、未来への希望、平和な暮らしへのねがいを込め、限られた時間ながらエンディング曲「たんぽぽ」まで、時間の許す限り歌い交わしました。

 こうして行われた今回のwメモリアル大うたう会。震災を知らない人やまだ生まれていなかった若い人たちにあの時のことを伝えていくことの大切さを想いながら、そして、核のない平和な世の中を願いながら、幕を閉じました。

(阪神淡路大震災29メモリアル      大うたう会実行委員会)


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