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執筆者の写真神戸市役所センター合唱団

リピート山中さん 素敵な笑顔で和ませてくれました 

2022年3月せんたあうたう会は21日(祝・月)『ヨーデル食べ放題』でおなじみのシンガーソングライター・涙と笑いの吟遊詩人:リピート山中さんを迎えて開催されました。毎回案内チラシどおりの楽しい笑いと心に沁みる歌を届けてくれるリピート山中さん。せんたあうたう会4回目となる今回もまた90分に亘り演奏と語りで素敵な時と場所を届けてくれました。

「きらめく風がほほを・・・♪」、「悲しくなったら笑・・・♪」ではじまるオリジナルソング「そよ風のラブソング」「スマイル」の2曲でスタート。

 マスク生活の中での「あ」の顔と「ん」の顔、マスク越しでも「あ」と明るく口角上げていこうの言葉に元気をもらい、また花粉症のうた「花粉でチャチャチャ」や「悲しみのチョイもれ尿」のうたに悲哀を感じながらも同じ悩みを持つ人も多いのか場内は思わず笑顔に溢れます。

コロナ・戦争と厳しい世界にあって、「ベトナムの空」「戦争は知らない」の歌から、声を上げ続け、「来たるべき世界」の曲へと続きます。やがて地球は一つ。違うことを認め合う日他人の世界の違いを許しあい分かち合う日の歌へと・・・。

最近亡くなった御三家のひとり西郷輝彦の「君だけを」「思い出しておくれ」「初恋によろしく」「星のフラメンコ」のメドレーには懐かしく一時代が偲ばれました。夏山コンサートの「白い花が好き」そして「加藤文太郎のうた」の山の歌はいつでも何度でも自然の壮大さと人の情熱の偉大さを感じさせてくれるのでした。

 そして曲の間に語られた「人間の死は、肉体が滅びる時と忘れ去られる時の2回あり(記憶から忘れ去られるまでは生きている)」との言葉は強く心に残るものでした。

 さらに、コロナ禍にあって「往診ハラショー」はさらに心に響き、「なんとかなるどうにかなる」「サッポロ黒ラベル」にホット心が和みます。

ノンストップ90分はアッという間に過ぎアンコールを望む拍手は鳴りやまず、「スマスイのうた」さらに「ヨーデル食べ放題」の歌で、次回のリピートを約し今回の「リピート山中コンサート」を終えたのでした。

「スマスイのうた」の前には、須磨水族館と同じように王子動物園とその周辺の変更計画が「知らぬ間に」進められようとすることへの問題が投げかけられ、改めて「知る」ことの大切さと「知らない」ことの恐ろしさ、市民・利用者の声の結集の必要を投げかけてくれました。

 コロナは少し小康状態とはいえまだまだ落ち着かず、検温・消毒・席間隔と感染対策をとる不便のなか万難を排して参加した55名の会館を後にする笑顔がこの日のコンサートの充実度を物語っていました。

コンサートに引き続き、久々に歌集「うた・うた・うた」を使ってのうたう会が行われ、途中には最近親族を亡くされた方から「千の風になって」のリクエストがあり、先のコンサートの中での「記憶に残る限り生き続けている」を一層深く感じながら歌う等々、時間の許す限り、リピート山中さんも途中から加わり一緒に歌い交わしました。(リピート山中コンサート&うたう会実行委員会)

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