4月28日(日)私たち神戸市役所センター合唱団は環境団体「アースデーひょうご」との共催で「みどりのコンサート32」を開催します。メインステージは、団創立60周年記念として作曲家・新実徳英先生へ委嘱した作品。混声合唱とピアノのために「いきてる」(作詩・小泉吉宏)の初演となります。(Aコース)
10分を超える大曲となりますが、組曲ではなく「この1曲だけ」です!じっくり練習したいという方にはオススメです。また団員も初めてという事で一緒に協力して仕上げていく喜びを分かち合える事が出来ます。練習指揮の増田健一先生も懇切丁寧に指導して下さるのでご安心ください。
※ただしAコースの方は下記Bコースの2曲も演奏対象となります。悪しからずご了承ください。
いや、ちょっと手が出にくい・・・という方は、新実先生の既存の2曲「昨日よりも優しくなりたい」「聞こえる」を歌うコースもございます♪(Bコース)
こちらは団員も経験済みなのでしっかりリード&フォローさせていただきます。ご安心ください。
いや、もうちょっと気軽に・・・という方には、震災・被災地に想いを寄せた2曲「群青」「しあわせ運べるように」を歌うコースもご用意しております。(Cコース)
こちらの2曲を覚えておくと、今回
だけでなく、後々の演奏会でも取り上げますので全てのステージで歌うことができます!
最終的には、来年神戸で開催される「日本のうたごえ祭典in神戸・ひょうご」のステージで800人の大合唱を味わえる壮大な企画となっております!
どのコースをお選びいただいてもみんなでステージを作り上げる充実感に満たされること間違いなしです!ゼヒゼヒ奮ってご参加下さい!
新実徳英先生プロフィール
混声合唱とピアノのために 「生きてる」について
今回は、伊藤若冲の“生”を見つめた一幅の絵を選び、「ブッタとシッタカブッタ」の作者である小泉?宏氏が絵に寄せて書きおろした1冊「伊藤若
冲『池辺群虫図』(ちへんぐんちゅうず)より生きてる」の詩をもとに、新実徳英氏が言葉の真実に迫る音楽を作曲してくださった「混声合唱とピアノのために 生きてる」を初演する運びとなりました。その一幅の絵とは、若冲が生涯に全30幅にも及ぶ「動植綵絵」の中の一点である「池辺群虫図」です。この絵からは、蝶、カブトムシ、トカゲ、蟻やオタマジャクシのような小さな生き物も一つ一つ、同じ命として見つめていたんだということが伝わってきます。描かれた小動物たちの浮き出るような躍動感は壮観。本当に生き生きしているのです。まさに生きてる。この1冊の本は、どんな虫でも大切な命があり、生命を営むために互いに欠かせない大切な存在であることを絵と文から語りかけており、絵の中にいろんな生き物が一つ一つの命を拡大して表情豊かに描かれています。若冲は、若い頃、青物問屋(八百屋さん)の主人でしたが40歳で家業を弟に譲って画業に専念しました。今は京都の相国寺に、この絵と共に眠っています。絵と詩のコラボが昇華したこの「生きてる」からは、生命力とユニークさがほとばしります。あらためて、いのちの重みとはかなさをつづった本作品が、より多くの人に愛唱されることを心から願うものです。
当日は、本作品の指揮を作曲者自らが務めてくださいます。
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